昭和シェル石油<5002>、第2四半期決算発表

昭和シェル石油が、2010年12月期の第2四半期決算を発表。前年同期比で見ると、増収増益。営業利益は623億の赤字から171億の黒字、経常利益は634億の赤字から215億の黒字へと、大幅改善。ただ、売上高は期初の予想からは20億ほど未達。最近は原油価格の乱高下で在庫の評価額が上がったり下がったりして、決算内容に直接響いてくるけど、今回はいい方向になったみたい。ま、在庫の評価益を除いた分でも経常利益は111億だそうで、前年同期比50億のプラスなので本業でも落ち着いてる感じ。で、今回の発表を受けて、通期の業績予想を修正。売上は600億の下方修正で、営業利益は70億、経常利益は105億の上方修正。ただ、営業利益と経常利益の金額は今回の第2四半期の金額よりも下になっているので、下期の2四半期もなかなか厳しいとみているみたい。最近のエコブームで、石油が売れなくなっているので、太陽光発電を頑張っているんだけど、まだまだ会社利益には貢献してないみたい。あと2年くらいは辛抱の年になるのかな。

今期は配当が半額の予想で、中間期は9円。期末の配当も9円予想だけど、なんとか少しでも上積みしてほしいところ。