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将棋界の一番長い日 [明日になったらどうでもいい事]

3/1に行われたA級順位戦の最終局、名人挑戦者も降級者もこの日次第ということで、個人的に結構気になってた。名人挑戦と降級争いの注目カードだった羽生三冠-橋本八段が、最初に終わって羽生三冠の勝ち。これで、羽生三冠の2年連続での名人挑戦と、橋本八段の降級が決定。羽生三冠はこの2年のA級順位戦だけで見ると17勝1敗と圧倒的。これで今年度の名人位は現名人の森内名人か羽生三冠のどちらかとなるわけで、結果12年、この二人のどちらかが名人位につく格好に。残る見どころは、あと1つ残った降級者争い。この時点で候補者は高橋九段、谷川九段、深浦九段の3人。自力残留の目があるのは、深浦九段のみ。対局は、谷川九段が最初に終局を迎え、谷川九段の負け。これで深浦九段の残留が決定し、残るは高橋九段の結果待ち。この日のA級順位戦の中で最後まで続いた対局は、高橋九段が負けて、高橋九段の降級と谷川九段の残留が決定した。今期谷川九段は、米長会長が亡くなった事で、急遽連盟会長という大役に就きながら、順位戦を戦うというきつい環境。さらに、女流棋士問題による他団体との折衝もありと、もう試合どころではない状況だっただろう。高橋九段も50歳を超えてのA級在位は立派の一言。この最終戦も、一手間違えなければ勝ちもあったという対局だったようで、降級するにはもったいないレベル。来期は行方八段と久保九段が昇級してきてA級の戦いに参戦。行方八段以外はタイトル経験者という相変わらずハイレベルな戦いが予想されるが、どんなドラマが待っているのか。今期の戦いを見ていると、谷川九段の残留はきついが、個人的には何とか残留をしてもらいたいもの。
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